浜頓別町 移住体験記

北海道・浜頓別町(はまとんべつちょう)の移住体験住宅で、ちょっと暮らしてみました

移住体験を終えて

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 浜頓別町は、

 人口統計上は、過疎化が進む北海道・宗谷(そうや)の一地方だが、実際に浜頓別町に来てみると、自然と人がうまく共存している印象を受けた。自然に囲まれて、のんびり暮らしたい人には素晴らしい環境だ。

 

 これまで何度か冬の北海道を訪れたことがある。最初はJRでの鉄道旅行(道内を一周)。ガタンゴトン列車に揺られながら車窓に広がる“雪化粧”の風景は寒さを忘れる程、美しく感動的であった。

 そして今回は、新緑が眩しい春という絶好の季節。個人的には心機一転、新たな世界に飛び込む前の準備期間でもあった。眠れない時はソファに寝転がって大きな窓越しに夜空を眺めた。3時には白み始め、20時になってようやく暗闇に包まれる。関東より日が長いのを実感した。日中はサイクリングやバス観光を愉しみ、強風で外出できない日はウグイスの鳴き声を聴きながら、窓に映える新緑のゆらぎを眺めた。自然のリズムに調子を合わせることで気持ちが落ち着いていくのを感じた。

 次に浜頓別町に来る時は、冬ごもりの準備(インターネットができなければ長編の本)を整えて、冬季に移住体験をしてみたい。都会暮らしに慣れきった身体が、猛吹雪で外出すらままならず、雪かきの苦労や暖房に欠かせない灯油の匂いを、どう受け止めるのだろう?想像以上に大変で、すぐに逃げ出しそうな気もするし、案外問題なくやっていけそうな気もする。

 

 地方創生が叫ばれて久しいが、徳島県神山(かみやま)町のように、過疎地にインターネット環境を整備したことが契機となり、クリエイティブ企業やアーティストの呼び込みに成功した自治体もあるようだ。他地域からやって来た“黒船”を巻き込んで、志のある担当者たちが知恵を振り絞っているのだろう。おかげで、こうして気軽に移住体験を味わうことができた。ご縁があれば、またいつかこの地に戻って来ると思う。

 

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クラウドソーシング「ランサーズ」

 

おまけ:札幌駅前の銅像に調和した“何か”

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春の嵐

 冷涼な気候の中、暑がりの私も外出しやすく、自転車に乗って行ける範囲で浜頓別町内を走り回った。(ちなみに子供以外、自転車に乗っている大人は皆無である。ママチャリで国道を走る私は相当目立っていたようで、目撃情報が町内会長のHさんに寄せられていた…)坂道をブレーキ無しで最高の気分で滑走しながら、帰りの上りを思い、不安がよぎった。いつの間にか、風も強まっていた。。

 強風が吹きすさぶ中、日除け帽子片手に自転車を走らせて、散々な目に遭った。。その後はリビングの窓の揺れ具合で外出日を判断することを学習した。

 それにしても春風がこれほど強いものだとは、、、冬の吹雪はもっとすごいのだろう、、、

 宗谷地方は北海道の中でも有数の豪雪地帯だという。滞在中(5月下旬)の気温は5℃程度。山の頂きにはまだ残雪があり、厳しい冬を乗り越えた大自然は穏やかな佇まいだ。

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おまけ:枝幸(えさし)駅構内に飾ってある手作り作品。海底ではこんな感じ?

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動物たちの世界

滞在中、庭にヒグマが出たらしい。熊の足跡を見つけた郵便局員さんからその話を聞いてから、ゴミ出し時には警告音(鼻歌)を欠かさなかった。

 

オホーツク海に塩を舐めにきたエゾシカたちが民家の間をぬぐいながら、山に戻って行く姿を見かけた。想像以上の大きさ(キリンの子供くらい?)に驚きつつ、優雅な跳躍に目を奪われた。

 

牧場の草原からひょっこり顔を出し、こちらに気づいてぴょんぴょん走り去るキタキツネ。もう少し傍で見てみたかったな。

 

酪農が盛んな浜頓別ではやはり動物の主役は、ウシ。牧場のあちらこちらでウシの群れが明け方から暗闇になるまで、のんびり草を食んでいた。マイペースで過ごしている彼らを眺めているだけで心が癒される。(余計な心配だが、たわわに揺れるおっぱいが、かなり重そうだ)

※スーパーマーケットにはこれまで見たことがない道産の牛乳が並んでいたので、料理用と飲料用で毎日1リットルは飲んだ。

 

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公共施設、商店など

役場周辺に商店や公共施設が集中している。

 

浜頓別町役場

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公園

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コンビニ:セイコーマート

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食品、地元のお土産等:スーパーなかむら、A-COOP

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DIY用品、衣料等:ホーマック ニコット、ホームパークいしだ

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パークゴルフ場:無料で誰でも使える。バーベキュー場もあり

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見どころスポット:浜頓別バスターミナルに分かりやすい手書きマップが掲示されている

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はまとんべつ温泉ウイング

www.hotel-wing.jp

 

温泉コテージ

http://www.hotel-wing.jp/cottage.html

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図書館:インターネットが使えるパソコンあり

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多目的アリーナ(スポーツ・トレーニング施設):無料で利用できる

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運動グラウンド

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おまけ:自作ごみステーション?と何か

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公共交通機関(札幌ー音威子府ー浜頓別〜)

稚内から浜頓別町までは車で約1時間30分の距離であり、関東から浜頓別町に行く場合は、通常、稚内空港から路線バスに乗るか、レンタカーを借りるのが便利だろう。しかし、“移動こそが旅の醍醐味” であり、財布にも優しかったため、今回は札幌から音威子府(おといねっぷ)を経由して浜頓別に入った。

 

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<11:30札幌>さっぽろテレビ塔の近くにある大通バスセンターから、えさし号に乗る。

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<14:10音威子府>都市間バスから路線バスに乗り換え

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<17:40浜頓別>浜頓別ターミナルに到着

初日は浜頓別役場・Nさんにお出迎えいただいた。既に役場の業務時間が過ぎていたが、遠方から来るということで柔軟に対応してくださった。お言葉に甘えてバスターミナル傍にあるスーパーなかむらで食料等の買い出しを終え、公用車でクリーニング店へ寝具の引き取りに向かった。また周辺施設(銭湯、薬局、スーパーマーケット、コンビニ、クッチャロ湖畔、バス停ほか)の案内までしてくださった。そして、いよいよ移住体験住宅へ向かった。

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<18:40下頓別>移住体験住宅のある下頓別(しもとんべつ)エリア

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<参考:路線バスで周辺地域へ>

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路線バス

https://drive.google.com/file/d/0B5G0TqHz_q-TektSbW85eWtRakk/view

 

※今のところ浜頓別町内にレンタカー業者やタクシー業者はないらしい。

 

<路線バスで行くことができる周辺地域:商業圏>

浜頓別(はまとんべつ)<枝幸(えさし)<名寄(なよろ)<旭川あるいは稚内

 

 

移住体験住宅(下頓別1号)

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 移住体験することになった住宅は、廃校となった下頓別(しもとんべつ)小学校の旧教員住宅(3DK)。

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 懸念していた風呂やトイレなど水回りはリフォームされていて清潔であった。

 テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電子レンジ、ガスコンロ、ストーブ、調理器具、食器、食器用洗剤&スポンジ、ラジオ、目覚まし時計、懐中電灯、物干し、ハンガー、掃除機、衣類収納ケース&タンス、自転車、バスの時刻表など生活に必要な備品等が揃っていた。

 残念ながら、今のところ浜頓別町の移住体験住宅ではインターネットを利用できない。ただしバスターミナルや役場など町営施設内では、無料wifi(NTTフレッツ光)が完備されている。ちなみに下頓別エリアや豊寒別(とよかんべつ)エリアなど町から離れた所は、ADSLが普及しているらしい。


※寝具は持ち込みでも、地元業者(クリーニング店)のレンタルも可(参考:1ヶ月レンタル4,320円)

レンタル品一式は敷布団、掛け布団、枕、シーツ&カバーに加え、タオル&歯ブラシセット&カミソリが付いている。移住体験申込時に希望を伝えれば手配してくれる。

 

※季節によっては、などが屋内に入ってくる。虫が苦手な人は家庭用殺虫剤を準備した方がよい。

 

浜頓別町移住体験事業(ちょっと暮らし) | 浜頓別町役場

 

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【新築住居希望者向け】

土地(宅地100坪)の無償譲渡を受け、ニレの木タウンに新築住宅を!

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ふるさと定住促進宅地制度

 

 

なぜ「浜頓別町」なのか?

浜頓別町移住体験事業(ちょっと暮らし)

http://www.town.hamatonbetsu.hokkaido.jp/docs/2014103000322/

 

数ある移住体験事業の中で、なぜ「浜頓別町」の移住体験事業を選んだのか?

 

<選定ポイント>

・希望していた立地(道北)

・公共交通機関で行ける

・利用料が明瞭

・住宅内部の写真がある

・利用者を制限する項目が少ない(例:1ヶ月以上の滞在、家族連れのみ、宣伝活動の義務あり)

 

せっかくの移住体験である。移住体験事業を行う自治体のウェブサイトを数十ページ以上も比較検討し、最終的に「浜頓別町」を選んだ。上記の<選定ポイント>に加え、こちらの問い合わせに対して浜頓別町役場の担当者Nさんの回答が大変丁寧かつ、レスポンスが早かったのが決め手となった。

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Nさんも言っていたが、浜頓別の人たちはいい人が多い。下頓別エリアの町内会長Hさんと奥さんにも大変、お世話になった。こちらからの細かい質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださり、移住イメージ(良い点、悪い点)がかなり明確になった。

 

移住に際して心配事の一つは、何と言っても自分は外部から来た“他所者”であるという事実だ。インターネットで情報収集する中で、大自然に憧れて移住を果たしたものの、地元の人たちや文化に馴染めず、古巣に戻ったという残念な話は溢れている。“ご近所付き合いをうまくやっていけるだろうか?”そのため機会があれば町民の皆さん(子供、学生、主婦、酪農家、外国人労働者、お年寄り)に積極的に話しかけてみた。皆、他人に親切で、率直な物言いをする。どこかあっさりした距離感が私には心地良かった。

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移住体験のきっかけ

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 いつか北海道に住みたいと切に願いながら、ネットサーフィンをしていたら、“移住体験”なる言葉を見つけた。日本各地、過疎化が進む自治体では、移住促進事業として家具や電化製品を揃えた住宅を有料(ホテル等に比べると低料金)で移住希望者に貸し出してくれるという。

 5月下旬、北海道は新緑が眩しい絶好の季節を迎える。転職前の少休止期間(半月)を利用して、財布に優しく、まったり過ごせる小旅行に出ることにした。

 

www.hokkaido-iju.jp

 

www.iju-join.jp

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